雅之の一般診療所情報ガイド

一般診療所のはずはどう推移しているのか

2016年12月05日
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診療所、クリニックは医療施設の一つであり、おもに外来患者を診察する場所です。一方で大病院では専門的治療を担い、外来患者と入院患者の両方を受け持っているところです。厚生労働省が2015年度のデータをまとめた医療施設調査によると、全国の病院数は8480施設で前年比13施設減っています。診療科目別では産婦人科や産科を掲げている病院は1353施設となって、25年連続の減少となっていることがわかりました。

調査によると、病院は、一般病院が7416施設、精神科病院が1064施設の計8480施設です。また一般診療所は100995施設で前年比534施設増。一般診療所のほとんどは無床です。一般病院で見られる産婦人科や小児科施設の減少は少子化や出生数が減っている影響とみられます。一般診療所は、医療法(昭和23年制定)によると、医師または歯科医師が、公衆または特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であって、患者を入院させるための施設を有しないもの、または19人以下の患者を入院させるための施設を有するもの」と定義されています。

医師である個人の場合は都道府県知事への届出によって開業できますが、その他の個人や医療法人による場合は都道府県知事の許可が必要となります。