雅之の一般診療所情報ガイド

一般診療所の定義はどうなっているか

2016年11月26日
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病院と診療所の違いは何でしょうか。どれも同じだと勘違いしている人も多いでしょう。一般診療所の定義は入院施設がまったくないかベット数が19床以下の医療機関をいいます。病院と名乗るには、ベット数が20床以上を持っている医療機関のことになります。ですので、「○○クリニック」「○○医院」と名乗っているところは診療所という部類になります。

また、病院にもいろいろな種類があり、その種類によって初診料や再診料も違ってくるのが一般的です。また、必要なスタッフ数が定められています。病院は3人以上の医師がいなくてはならず、患者3人に対して看護師1名が必要です。薬剤師も1名いることが最低条件として定められています。その一方で、一般診療所は医師が1名必要と定められているほかに、看護師や薬剤師の必要最低人数は定められていません。

医療機関に初めてかかる場合、病院にかかるか、診療所にかかるかによって診療報酬が違います。診療所の方が一般的に高くなります。これには理由があり、病院の初診料を診療所よりも安くすることにより、初診はなるべく開業医にまかせて、病院は入院が必要な患者の診療を行うといった医療機関の機能分化を政府が目指しているためです。